株式会社GRACE商会 vol.76 5月23日発行

巻頭インタビュー
札幌リサイクル工場 現場長
山田 太郎(やまだ たろう)

 

札幌リサイクル工場では、運び込まれた製品を再利用可能な形に解体・分解するため、多くの作業員が日々汗を流して働いている。この50名近くの作業員を取りまとめているのが、現場長を務める山田太郎だ。今回は山田に、これまでの思い出や現場長としての意気込みなどを聞いた。

どんなときでも前向きに

山田は、株式会社GRACE商会に派遣社員として入社。数年間の勤務ののち、準社員を経て2012年に正社員へと登用された。所属は当初から札幌リサイクル工場。冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどのいわゆる白物家電を扱い、10年近くの経験を積んだ山田は、3年ほど前から現場長を任されている。

未経験でのスタートなだけに、新人の頃は小さなミスも多かった。ときには先輩から厳しい言葉を投げかけられることもあったが、それを辛く思ったことはない。先輩たちは叱っているのではなく、山田の成長のため、指導をしてくれているのだ。「ありがとうございます」という気持ちで、いつでもポジティブに仕事に取り組んできた。

1つだけ、記憶に残る大きな失敗をしたことがある。およそ4年前、新設備が出来上がり、試運転をしていたときだった。慣れない機械操作に戸惑い、ダクトを潰してしまったのである。完成して早々に設備を壊したことに焦ったが、稼働前でライン作業に影響がなかったのは不幸中の幸いだった。

最優先は現場の人たちの働きやすさ

この10数年の間に、リサイクル業界を取り巻く環境は大きく変わった。扱う製品の種類が大幅に増えたことに加え、何よりも大きいのは、安全面や作業手順に関する法律や、規則の変化だ。基準は年々厳しさを増し、その対応には普段から頭を悩ませている。
改正された法律に則って、新たな手順書を作成するのは事務所の担当者。山田は、作業員たちの代表として現場の意見を取りまとめ、事務所側と調整を行う役割を担う。現場の意見と一口に言っても、作業員が50名近くもいれば、様々な考え方が存在するもの。すべての意見をそのまま取り入れるのは難しく、いかに妥協点を見出し、全員が納得する形に持っていけるかが、最も苦労するポイントだ。

話を聞くときに一番大事にしているのは、相手の思いをまず尊重すること。実際に行動に移すことになるのは、現場で働く作業員たちなのだ。自分の考えよりも、仲間がどのように考えているのかを最優先にしようと心に決めている。

やりがいを感じる瞬間

これまで山田は、設備の導入に力を注いできた。作業の効率化に向けて、新設備の導入は有効な方法である。機械を正しく活用するには、仕組みや性能の理解が欠かせない。山田は入社して以来、先輩や業者に教えを請い、機械に関する知識を深めてきた。現在特に重宝しているのは粉砕機系統、および断熱フロン回収の機械だが、危険を伴う作業ゆえに、慎重に日々の作業にあたっている。

現場長として一番に目指すのは、安心安全、そして笑顔の絶えない職場づくりだ。皆が安全に仕事を進められることは、やりがいにもつながっている。今は現場の負担を少しでも減らすため、さらなる改善に向けた計画を進行している最中だという。

子どもがパワーの源

プライベートでは、3歳になる男の子の父親でもある。休日はいつでも子どもと過ごし、公園へ散歩に出かけたり、海辺の砂浜で遊んだりしてリフレッシュしている。そんな山田は、釣りやキャンプが趣味で、いずれ息子も一緒に、家族で趣味を楽しむ日が来るのを心待ちにしている。

ともに働く仲間のため、そして家族のために奮闘を続ける山田。これからも、GRACE商会の未来に貢献することだろう。その活躍に期待したい。


新卒社員紹介 ~第1弾~

今年4月に入社し、新社会人となった皆様です!個性豊かな皆さんを、2号にわたって紹介していきます。これをきっかけに、ぜひ話しかけてみてください!

山本 次郎(やまもと じろう)さん

出身地:札幌市
出身校:北海道GRACE高等学校
好きな食べ物:りんご

ズバリ、入社の決め手は? 
人を助けられるような仕事をしたいと考えていたところ、GRACE商会を知り、リサイクルなら人助けになれると思ったからです。

最近ハマっているものは?
Vtuberにハマっています。アイドルなどよりも私達に近いYou Tubeで活動している人たちのことを言います。人も多いので、いろんなジャンルが楽しめるところが魅力です。

あなたの自慢を何でも語ってください!
好きなことに全力で取り組みます。好きなことのプレゼンをしていたおかげで、少しプレゼンが上手くなりました。さらに、声が通るので、聞き取りやすいと褒められることがあります。

会社のみなさんへメッセージをお願いします!
不器用でおどおどしてしまうこともありますが、真面目に頑張っていきますので、よろしくお願いします!


鈴木 太郎(すずき たろう)さん

出身地:札幌市
出身校:GRACE大学 教育学部
好きな食べ物:焼肉、ラーメン

ズバリ、入社の決め手は? 
北海道から今と未来を作ろうとする点に魅力を感じ、決めました。金属の需要が高まっているため、資源を再利用することで道内外や世界中の多くの人の生活を支えることができます。自分もその力になりたい、未来を作りたいと思い、入社を決めました。

最近ハマっているものは?
最近はフェレットにハマっています。かわいい寝方や遊び、ご飯を食べている姿など見ているだけで癒されます!

あなたの自慢を何でも語ってください!
動物に愛されやすいことです。人嫌いな犬や猫に好かれやすく、すぐに仲良くなることができます。

会社のみなさんへメッセージをお願いします!
早く貢献できるよう、日々努力してまいります。よろしくお願いいたします!


鈴木 花子(すずき はなこ)さん

出身地:札幌市
出身校:GRACE高校
好きな食べ物:お寿司、ケーキ、アイス

ズバリ、入社の決め手は? 
職場見学に行った際に、皆様があたたかく、雰囲気が良かったので、それが決め手になりました。

最近ハマっているものは?
動画を見ることにハマっています!YouTuberやアニメなど、いろいろなジャンルを見ます。

あなたの自慢を何でも語ってください!
高校生活で1・2年生のときに、成績優秀賞に選ばれたことです。

会社のみなさんへメッセージをお願いします!
初めての経験ばかりで至らない点がたくさんあるかと思いますが、一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願いします!


チーム紹介
~ELV事業部 タイヤ班編~

2021年2月に新設されたタイヤ班の課長、加藤さんにお話を伺いました。初めは2名だったタイヤ班も、今では4名に!大きな目標を掲げ、邁進するタイヤ班に注目です!

業務内容

主に車から外したタイヤとホイールを綺麗に洗浄し、商品化しています。今後はヘッドライトのコーティングもタイヤ班が担当する予定です。ヘッドライトはヤスリで磨き、綺麗な透明にします。タイヤとホイールは2つに分解した後、専用の洗剤を使用し綺麗に洗浄します。分解、洗浄、商品登録と一連の流れで行っており、1日で100本ほどタイヤを商品登録しています。

チームの特徴・強み

チームは全部で4名おり、洗浄、分解、登録、ヘッドライトの磨きそれぞれを各々が担当しています。新人が一人と、タイヤの知識が豊富なベテラン勢です。私がいらなそうだと思う商品でも、「売れるかもしれないから商品登録してみよう!」と、皆がいつも前向きに仕事に取り組んでいます。様々な知識を共有し、意見を出し合って良いアイデアを生んでいます。

メンバー紹介 

タイヤ班 課長 加藤 次郎(かとう じろう)さん


タイヤ班の個性豊かな3名をまとめ上げています!

石田 三郎(いしだ さぶろう)さん

タイヤ班の大型巨人です(笑)タイヤ班の主任で、常にどうしたら売れるかということを考えてくれています。

近藤 四郎(こんどう しろう)さん

几帳面な方です。仕事にミスがなく、作業においてもとても信頼できます。石が挟まっているタイヤも、とても綺麗に仕上げてくださいます。

佐藤 五郎(さとう ごろう)さん

2021年11月入社の新人です。明るい性格で、仕事面でもスピードを上げようと頑張ってくれています。早く僕らの知識を盗み、「1日にタイヤ100本」という数をこなせるまでに成長していてほしいと思います。

チームの歴史

2021年2月にタイヤ班が発足した当時は、私と石田さんの2人だけのチームでした。タイヤ班に指名されたときは、自分が持っていたタイヤに関する知識も活かせますし、「GRACE商会といえばタイヤ」と社外にアピールしていきたいと考えていました。

また、初めは別の場所で作業を行っていたのですが、倉庫が手狭になってきたタイミングで社長から物件を紹介され、7月に札幌の新港に移転。作業がしやすくなり、保管場所も増えて良かったと思います!が、引っ越しの際に保管していたタイヤを運ぶのが一番大変な作業でした(笑)

目標

\社員の皆さん、もっとタイヤを買ってください!/

月の売り上げ1000万円、そして全国につながっている部品のシステムで、売上と在庫で日本一になることです。現在、在庫自体は日本でも5位以内には入っているのではないでしょうか。また今は中古がメインなのですが、新品の割合を増やしもっと売上を伸ばしていけたらと思います。

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